芝浦電子は、温度を感知する半導体「サーミスタ」の専業メーカーです。「サーミスタ」と聞いてもピンと来ない人が多いかもしれませんが、実はさまざまな生活シーンで活躍しています。例えば、エアコンの温度調節。かつては強・中・弱といったアバウトな調節しかできなかったのが、1℃単位の温度調節ができるようになったのは、温度センサとして感度の高いサーミスタが使われるようになったからです。
また、よりおいしくご飯が炊ける炊飯器が開発されたのも、シビアな温度管理ができるサーミスタを活用してのこと。インテリジェント化が進む自動車も同様で、冷却水・オイル用センサや燃料用センサ、バッテリー用センサなど、多種多様なサーミスタが搭載されています。このようにサーミスタは、各種家電製品から情報機器、給湯器、自動車まで幅広い製品領域をとらえている電子デバイスであり、芝浦電子は専業メーカーとして“サーミスタの総合デパート”といえる豊富な製品ラインナップを誇っています。